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鍋島 邦彦; 鈴土 知明; 大野 富生*; 工藤 和彦*
Knowledge-Based Intelligent Information Engineering Systems & Allied Technologies, p.1506 - 1510, 2001/09
ニューラルネットワークとエキスパートシステムを用いた原子力プラントの監視システムを開発した。オートアソシアティブニューラルネットワークはプラント動特性をモデル化し、エキスパートシステムはニューラルネットワークの出力及びその他のプラント情報からプラントの状態を診断する。オンラインPWRシミュレータへ適用した結果、本監視システムが異常兆候を初期の段階で見知し、診断することが示された。
鍋島 邦彦; 鈴木 勝男; 野瀬 正一*; 工藤 和彦*
Monitoring and Diagnosis Systems to Improve Nuclear Power Plant Reliability and Safety, 0, p.17 - 26, 1996/00
本論文では、ニューラルネットワークを用いた原子力プラント監視システムを実証する。この監視システムの特長は、数学的表現なしに測定データのみで多出力系をモデル化できることである。原子炉の動特性モデルは、3層からなるオートアソシアティブネットワークで構築され、学習則にはバックプロバゲーションを採用した。この異常検知法は、測定されたプロセス信号とニューラルネットワークモデルの出力信号の偏差を監視するものである。定常運転時の機器故障によって引き起こされる4種類の異常事象を用いてニューラルネットワーク監視システムの性能を評価した。その結果、この監視システムが、従来の警報システムより早く微小な異常兆候を検知することが明らかになった。
鈴木 光弘
JAERI-Tech 94-029, 43 Pages, 1994/11
大型非定常試験装置(LSTF)は、商用の加圧水型原子炉における小破断冷却材喪失事故等の熱水力現象を研究する大型プラントシミュレータであるが、本報では、その蒸気発生器伝熱管内に設置された計測器により同一長の計装管と非計装管の流動状態に差が生じる事を実験的に示した。この計測器は熱電対付き触針式液面計(CPT)であり、常温常圧下における単体の水単層流圧力損失係数は、LSTFの自然循環条件下でほぼ一定値(0.16)であった。CPT圧損特性を踏まえ、全ての伝熱管について全長にわたる単相流圧損係数を比較した所、最長計装管に相当する非計装管はなく、中位及び最短の計装管に相当するのは、それぞれ最長及び中位の非計装管であった。以上の事から、計装伝熱管の実験データの分析や解析コードによる熱流動計算では、計装管と非計装管の流動の相違を考慮する事が必要である。